調査対象は、関西学院大学の社会学部と法学部で、ランダムサンプリングで抽出したゼミの学生である。質問紙配布部数は151部、そのうち回収部数は127部、回収率は84%であった。
添付の質問紙を用いた。
質問紙の配置について
尺度の実施にあたって、それぞれの項目を属する上位概念とは無関係にランダムに配置した。同じ概念に属する類似した項目が連続することで、被験者が受ける回答態度への影響を減らすためである。
また、項目数が計92項目と多かったため、全体を3つのブロックに分け、順番を入れ替え、それぞれが先頭になるような3種の質問紙を作った。長く質問紙に回答しているうちに、被験者の取り組む態度に変容が現れうるからである。
調査の実施環境について
2つを除く全てのゼミで授業中に配布し、その場で回収された。授業中に行ったため、比較的集中できる環境の下で回答された。
回収に要した時間は10分から20分であった。2つのゼミに対しては、配布1週間後に回収した。
1997年12月4日〜12月17日