<<<<<<<<<<<<<<雑誌掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>> 著者名:荒井 清 論文名:「不登校の親のパートナーに」 雑誌名:月刊生徒指導 巻 27 号 16 ページ: 12  〜 15   年:1997・12 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>> *引用は「」でくくり、その後にページ数を明記 言うまでもなく、子供の成長、自立に対しては、その社会の大人たちの価値観、生きる スタイルが大きな影響を持ってきます。そして、親と教師が当面の大人の代表です。私は 不登校問題を現代の日本における若者の自立の問題と深く結び付けてとらえていますが、 親と教師がどういう形で関わりあいながら、子供の前に出ていくかということは、とても 大切なことです。しかし、それが「学校に戻すため」の親と教師の連携であったら、その 時点の子供にとっては最悪です。そして、残念ながらその方が圧倒的に多いのです。 教師の側は、わかっているつもりでも、どうしても「学校に戻す」ことが唯一の解決策 と捉えがちです。世の中の一般常識、特に学校的価値観からくるアドバイスは、不登校の 親子にとってマイナスにしか働きません。学校に戻れるような手を探し、それにつながる ような基準から親や子供を評価しがちです。それはとかく子供や親の精一杯の「在り方」 を否定しがちになるものです。 不登校に対するしっかりした考え方や具体的で適切なアドバイスも必要ですが、何より も親は自分の辛さを分かってほしい、辛さを乗り越えていく際の「パートナー」がほしい のです。そのような考え方に立てれば、親との関わり合い、コミュニケーションの手段・ 内容はずいぶん多彩なものになっていくでしょう。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 三嶋 陽介 8月