<<<<<<<<<<<<<<雑誌掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>> 著者名:堀内一男  小坂勝好  川越巍  服部祥子  甲斐志郎  福島忠彦 論文名:登校拒否問題を考える 雑誌名:文部時報 巻 NO1388 号 ページ: 8 〜 17   年:1992.8 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>>  一口に登校拒否といってもいろいろある。登校拒否になるきっかけとしては病気や友達 とのトラブルが多いようだ。しかし、近年では子供が学校を休むことに保護者が余り抵抗 を感じなくなっているように感じる。このような生徒の場合、明確なきっかけというもの が見あたらない。  ある日、突然子供が学校に行かなくなる事態に直面すると、親は多かれ少なかれ恐慌状 態に陥る。その結果絶望感を募らせ、子供を理解し適切に対応することが出来ないことも 起こってくる。  大切なことは、子供の問題を自分自身が成長発達していくための一つのチャンスだとい うふうな形でとらえ、人生に前向きに取り組んでいくためにお父さんとお母さんが支え合 うことで、また、いろんな関係機関に積極的に出かけて行って、自分の考え方を練り、子 供とのつながりを再検討する、そういう開かれた親御さんが、子供に対する一番いい対応 の仕方だと思います。そして、親がそうした力を身につけるためには周囲の支援が必要な のです。先生側には、登校拒否の子どものとらえかたを的確に行えるように、親や本人を 責めるなど他罰傾向をなくし、ともに考える姿勢がほしいということなど、理解をもっと 深めてほしいと願っている。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 三嶋 陽介 1998.8