著者名:坂本昇一 論文名:登校拒否問題の課題 雑誌名:文部時報 巻 NO1388 号 ページ: 6 〜 7   年:1992.8 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>>  登校拒否のケースの原因や背景を分析すると、学校・家庭・社会の様々な要因が複雑に 絡み合っている場合が多い。すなわち登校拒否問題は、社会全体のあり方に関わっている 問題である。しかしながら、登校拒否の直接のきっかけとして「学校生活での影響」をあ げるものが約37%になっている。このような状況を見るとき、まだ学校の努力によって、 対応できる部分が残されているのではなかろうかと考えられる。その対応に当たっての主 要と思われる2つのポイントを上げてみる。  児童生徒にとって、自分の存在感を実感でき、精神的に安心していることの出来る場所、 すなわち「心の居場所」としての役割を果たすことが求められる。これは日常的なことの 中で児童生徒が人間として「存在感を認められる」ということである。  登校拒否の児童生徒にとって重要なことは、単に再び学校に通えるようになれば良しと いうわけでなく、自らの努力で克服する家庭でどのような力を身につけ、いかに成長する かということである。生徒の自立をいかにただすかという支店を持って指導することが重 要なのだ。いずれにせよ、生徒の自立に視点を持つことが重要である。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 三嶋 陽介 1998.8