<<<<<<<<<<<<<<雑誌掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>> 著者名: 相馬誠一 論文名:「葛藤の少ない不登校」の状態像と対応 雑誌名: 月刊学校教育相談 巻 10 号  14 ページ:16 〜 21   年: 1996.12 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>>  学校現場では、神経症的な登校拒否なのか新しいタイプの登校拒否なのか適切な分類も 出来ず、指導援助の方針も立てられない現状がある。一般に教師はこれまでの経験で援助 の方針を立てることが多く、思春期の神経症的な登校拒否生徒に対しても同じように接す るところで上手くいかないのは当然なのです。  また、新しいタイプの登校拒否生徒に対して「家にいていいんだよ」と言っても、子ど もは外にでてゲームセンターに入り浸りと行ったことにもなってしまいます。  無気力な状態が続く場合には「鬱病」の初期症状もありますから専門医に相談すること が必要です。また、「学校に来なければ進級できない」などの脅しは、本人の気持ちを否 定することになります。一方、「登校拒否は登校刺激をしてはいけない」と思いこみ、何 も連絡をしないことは、本人に「見捨てられた体験」を与えるだけです。学校行事は積極 的に参加することが多いので定期的な家庭訪問で情報の提供に心がけるのが効果的です。  適応教室に通ってくる子ども達は「勉強がしたい」とよく言います。中学校での登校拒 否は、高校進学で非常に厳しい現実が待っていることを子供達は知っています。学力の保 証は、登校を拒否している子どもにとっても必要なことですし、そこに教師にしかできな い仕事があるのです。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 三嶋 1998.8