方法・対象

・方法 郵送調査法 電話調査法

・質問項目(付録1:質問紙)

・対象者

  1988年から1995年における13回の母親教室を利用した 103人、105ケース(不

 登校の子どもを複数持つ母親が居るため)を調査対象とし回答を依頼した。(表1)

・回収経過

  質問紙を発送後2週間目に督促葉書を送り1ヶ月後に52ケースの返送、さらに質問

 紙を再発送したところ、2ヶ月後には計68ケースの返送が得られた。これらの回収率

 は各回とも50%以上で、開催期が早いほどやや回収率が下がっているが、全13回の

 平均は67%であった。(図1)

  加えて転出による住所不明の7ケースを除く未回答者30ケースから無作為抽出した

 10ケースに電話調査を行った。その結果、質問3:中学校卒業後から現在にいたる経

 過について5ケースの回答が得られ、5ケースが回答拒否であった。(表1)

  この電話調査のうち回答のあった5ケースの予後は、質問紙返送分68ケースと比較

 して遜色のない結果であり(図2、図3)、回答拒否5ケースの理由は質問紙・教室・

 不登校・電話への抵抗など様々であった。よって、回答拒否は増加したが、未回答者全

 般に予後が悪いとは言い切れない。そこで、全105ケース中転出7ケースを除いた98

 ケースのうち78ケース(約80%)で何らかの回答が得られたことにより、その信憑

 性がある程度保証されているものとする。

 

表1

対象

開催時期

ID

ケース数

返送

転出

回収率

電話回答

電話回答拒否

第10期

1988.前期

1〜6・105

7

3

1

3/6

50%

0

1

第13期

1989.後期

7〜14

8

4

0

4/8

50%

0

1

第14期

1990.前期

15〜23

9

5

1

5/8

63%

0

1

第15期

1990.後期

24〜32

9

6

1

6/8

75%

1

0

第16期

1991.前期

33〜40

8

3

2

3/6

50%

0

0

第17期

1991.後期

41〜47

7

5

0

5/7

71%

1

0

第18期

1992.前期

48〜55

8

5

0

5/8

63%

1

0

第19期

1992.後期

56〜58

3

2

0

2/3

67%

1

0

第20期

1993.前期

59〜66

8

5

1

5/6

83%

0

0

第21期

1993.後期

67〜83

17

16

0

16/19

94%

0

0

第22期

1994.前期

84〜90

7

6

0

6/7

86%

1

0

第23期

1994.後期

91〜95

5

2

1

2/4

50%

0

1

第24期

1995.前期

96〜104

9

6

0

6/9

67%

0

1

合計

105

68

7

平均67%

5

5