課題
今回の調査の反省として、質問の形式の不適切さから経過を把握することが不十分にな
ったことは否めない。(1母親教室参加年齢のちがいにより、結果の比較が困難で統一性
がかけた感がある。2参加直前・参加直後の状態を問うだけでは、不登校状況の経過全体
をとらえることはできなかった。3社会資源の選択肢の数が不十分だった。)また、今回
は参加者である母親に回答していただいたが、不登校児童も対象にするなど様々な調査の
余地を残しているだろう。そして、母親教室における初の予後調査であるため、今後継続
して調査することで質問項目の質・対象者の数を確保し、正確性・信頼性を高めていけば
より母親教室運営の一助となるのではないか。
本論文作成過程では、調査にご協力いただいた母親教室参加者の皆様をはじめ、神戸児
童相談所母親教室スタッフの方々に多大なご協力・ご指導をいただいた。この場を借りて、
心よりお礼申し上げたい。