方 法

被験者 兵庫県、大阪府、福井県下の中学13年生までの311名(うち男子142名,女子169名)

材料 調査1で作成したCASQ-KQと、GHQ28を用いた。

手続 199811月〜12月、上記の質問紙を実施した。

 

GHQ28の採点方法

4種類の選択肢のうち、精神的健康度の高い左側の2つが選択されていれば0点、精神的健康度の低い右側の2つが選択されていれば1点(左から0011)とし、これらの合計を得点とした。したがって、最高可能点数は28点、最低点は0点となる。4つの選択肢は,右にいくほど健康度が低くなるため、合計点の高い者ほど精神的な健康度は低いといえる。この方法は、臨床的有効性のきわめて高いとされる、Goldberg採点法に拠った。GHQ28の下位概念とそれに対応する項目については、表3に示した。

 

3 :GHQ28の項目一覧表

 なお、CASQ-KGについては、調査1と同様の採点法を用いた。