V.調査2:CASQ-KGGHQ28との関係性の検討

 

 

目 的

 調査1において作成したCASQ-KGおよびその下位尺度である個人度・永続性・普遍性と、GHQ28(日本版GHQ28項目型短縮版)およびその下位尺度である身体的症状・不安と不眠・社会的活動障害・うつ傾向との間に関連性を見出し、子どもの説明スタイルと、精神的な健康状態との関係について検討する。

 

仮 説

 CASQ-KGにおいて楽観度の高い者ほどストレス状態が低く、したがってGHQ28で測定される精神的健康度は高い。逆に、CASQ-KGで悲観的な説明スタイルを示した者ほど、高いストレス状態にあるので、GHQ28において低い精神的健康度を示す。