<<<<<<<<<<<<<<<<書籍用カード情報>>>>>>>>>>>>>>>> 著者名:甲賀 正聰 書籍名:子どもの病気・新時代 出版社名:中央法規 年:1990 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>>  現代における子どもの健康については、細菌による感染症は全般に激減した。しかし その一方ではアレルギーや心身症、自律神経失調症、不登校やその予備軍など、精神的な 健康面での問題が増加している。また、従来は大人に見られた成人病が子どもにも見ら れるようになった。成人病が生活習慣病という名称に変わったことからも分かるように、 生活習慣の乱れが指摘されている。これらの問題は自律神経のコントロールの不調という 共通点があり、この解決が重要である。一例を挙げると、身体的症状の強い精神的疲労 の子どもに十分な運動と早寝早起きの生活を行わせることによって、疲労は見られなく なる。つまり、自律神経のコントロールの不調に対しては規則正しい生活と適度な運動 が必要である。  思春期における上述のような問題を避けるためには、幼児期からの生活習慣、子ども 自身のセルフケアの指導、全人的治療が大切であり、東洋医学における精神重視の考え 方を見なおすことも大切であろう。また、昔からの養生訓の実行も有効な治療法として 考えられる。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 1999.1.11 熊田 圭子