<<<<<<<<<<<<<<雑誌掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>> 著者名: 成田 健一 論文名: General Health Questionnaire28項目の因子構造 雑誌名: 東京学芸大学紀要1部門 ページ: 47 〜 54   年: 1996 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>> ● GHQとは Goldbergが開発した非気質性、非精神病性の精神障害のスクリーニングテストである。 原版は60項目で構成され、28項目版(4下位尺度《身体的症状、不安と不眠、社会 的活動障害、鬱状態》・各7項目)と30項目版(6下位尺度・各5項目)が考案され ている。日本では28項目版・30項目版ともに、60項目版と同等の機能を持つこと が明らかにされている。また、数々の研究によってその因子構造が年齢群や性別によっ て変化しない可能性をも示唆されている。 ●本研究の目的  女子短大生を対象として、GHQ−28の因子構造がGoldberg&Hillier(1979)と同 様の4因子で構成されていることを検証的因子分析によって確認する。また、過去の研 究との因子構造における類似性を検討し、GHQ―28が日本の女子青年に対しても使 用可能であるかを検討する。 ●結果及び考察  私立女子短大生149名を調査対象とし、GHQ−28を用いた自記式で行った。評 定は0〜3の4件法であった。単なる探索的因子分析ではなく、検証的因子分析を用いた。  因子的妥当性や信頼性の観点から分析した結果は、GHQ−28の因子構造はGoldber -gらを始めとする他の研究と類似しており、信頼性も十分なものであった。ただし、 各項目の因子負荷量は個々の研究によって異なるため、厳密には諸研究間において因子 構造が一致しているとは言い難い。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>>  熊田 圭子 1998.12.1