<<<<<<<<<<<<<<雑誌掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>> 著者名:溝上 慎一 論文名:自己評価と人との関連性(T)肯定的自己評価と否定的自己評価の意味的付与の 関係 雑誌名:日本心理学会第61回大会発表論文集 ページ:56 年:1997 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>> 目的:日本人が社会生活を営む上で、その文化的特徴に”人との関連性”を挙げる人は多いが、1997年の著者の研究で、否定的自己評価の規定要因に人との関連性は僅か8.6%と少ないことが示唆された。このことから、自己評価の高い人は人との関連性を規定要因として必要とするが、自己評価の低い人は必要としないという可能性が考えられる。この琴を立証することを目的とする。 方法:大学生202名(男101名、女98名、不明3名)を対象とする質問紙調査法。内容は、@自分は基本的に今のままで良いと思うか(Yes/No)、A自己評価の規定要因(5件法。A仲の良い友人がいる・B認めてくれる人がいる・C特に嫌われていない・D友人が少ない・E友人関係がうまくいかない・F人付き合いがうまく行かない)、BRosenberg(1965)のSE 結果:Yes群はA,BをSE高得点群のほとんどが規定要因としていた。No群はD,Eを必ずしも規定要因としておらず、SE低得点群が必ずしも人との関連性を規定要因としていないことが明らかになった。これらのことから、自己評価を高めるためには人との関連性が基盤となっているが、人との関連性は自己評価を下げる基盤とはなっていないと言える。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 熊田 圭子 98.8.3要約