<<<<<<<<<<<<<<<<書籍用カード情報>>>>>>>>>>>>>>>> 著者名:厚生省 書籍名: 平成10年度 厚生白書 出版社名: ぎょうせい 年: 1997年 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>> ● これからの子育て 現代社会の中では、母親が一人で孤立感の中で子育てを行なわざるを得ない状況になり勝 ちである。子どもの健全な発達のために、様々な愛情の形が必要であり、また、母親への 過剰な期待や責任を軽減する必要がある。父親の子育て参加は増加しつつあるが、まだま だ不十分である。同時に子どもも家族の一員として家族を支える存在であるとする視点が 必要ではないだろうか。 ●日常生活におけるしつけ 家庭教育は親子の信頼関係の形成に基づき、全ての教育の出発点であるが、近年は 家庭の教育力の低下が指摘されている。具体的に低下している内容としては、「基本的 な生活習慣」(55%)をはじめ、「根気強さ・意志の強さ」、「物を大切にする心」、「責 任感」、「公共心・社会的規範」、「礼儀作法・マナー」、「言葉づかい」の順に多い(19 93年総理府世論調査より)。また、家庭での教育力の低下の原因については「過保護 ・ 過干渉な親の増加」(65%)、「躾に無関心な親の増加」(35%)、「外部教育機関に ・ 対する依存」(33%)、「親子のふれあいの機会の不足」(32%)が挙げられている。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 熊田 圭子 1998.11.5