<<<<<<<<<<<<<<雑誌掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>> 著者名:Yiping Pan・塗師 斌 論文名:学業達成場面における原因帰属と学習意欲──中国と日本の比較──   誌名:横浜国立大学紀要 29巻 10号 ページ:149〜175    年:1989 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>> 学業達成場面における原因帰属と学習意欲の尺度を決定し、日中比較をした結果、帰属因 は中国が10因子、日本が9因子、学習意欲は中国が8因子、日本が9因子で、これら因 子は意味・内容的に日中間で非常に類似していた。原因帰属では成功に関するものと失敗 に関するものとにほぼ分かれ、学習意欲因子についてはファジィ分析の結果、積極的意欲 因(P tendency)と消極的意欲因(N tendency)とに分類できた。次にこの尺度を使って帰属 因と学習意欲との関係を調べたところ、成功に関する帰属因と積極的意欲因、失敗に関す る帰属因と消極的意欲因がそれぞれ高い関連性を示した。また原因帰属・学習意欲・学業 成績に関するモデルの妥当性をパス解析によって調べたところ、学業達成場面において帰 属スタイルが積極的な学習意欲に影響し、その意欲が学業成績に反映するというモデルの 妥当性も認められた。だが原因帰属・消極的学習意欲・学業成績間の関連性はなかった。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 田川ゆう子・1998年8月18日