<<<<<<<<<<<<<<<<書籍用カード情報>>>>>>>>>>>>>>>> 著者名:児童研究会 編集 編集責任:長島 貞夫 書籍名: ほめ方・叱り方の心理学<児童心理選集8> 出版社名: 金子書房 年:1976年 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>> ●子どもの性格に即応したほめ方・叱り方 絶対的・抽象的な”良いほめ方・叱り方”と言うものは存在せず、一人一人の子ども・親・ 教師などによって相対的に決まるものである。したがって、性格等による安易な類型化は 避けねばならない。また、一人一人の子どもの性格を具体的に捉える必要があり、褒めた り叱ったりしたときの子どもの反応様式に注目すべきである。 ● 学校での賞罰(お茶の水女子大学付属小・中学250名に対するアンケート調査) 調査項目:@今までで特に酷く叱られた思い出について(いつ・何故・どんなふうに) A叱られるとどんな気持ちがするか Bきっと叱られると思ったのに叱られなかったことがあるか CBは、何故起こったと思うか D先生と家族の叱り方の違い Eどんな風に叱って欲しいか 結果:@中学時代は叱られたことへの受け取り方・感じ方が特に大きい。学校で叱られ たのは男子の方が多い。 A子どもの感情は後悔・平気・萎縮・反抗の4種に分類される。男女差はほとん ど見られない。学年が進むに連れ、罪悪感が増していくが、全体の3分に1に 過ぎない。 B叱られると思ったのに叱られない、という経験は学校より家での方が多い。首 尾一貫した叱り方をすることが求められている。 C一般に教師の叱り方は家族に比べて穏やかである。叱られたときのショックは 教師の方が大きい。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 熊田 圭子 1998.11.5