<<<<<<<<<<<<<<雑誌掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>> 著者名: 沢宮 容子、 田上 不二夫 論文名:楽観的帰属様式尺度の作成 雑誌名:教育心理学研究 巻 :45 ページ: 355 〜 362   年: 1997 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>>                 =調査1= 目的:Seligman(1991)の楽観的帰属様式尺度(ASQ)を日本の実状に合うように改変し   た日本版を作成する。 方法:1. SeligmanのASQを翻訳した質問紙を社会人及び専門学校生190名に対して、   予備調査として実施したところ、α係数が低く、翻訳では不十分であると分かった。    2,原尺度の48事象について、同様に134名に対して調査を行い、想定された   通りに正あるいは負と回答したものが90.0%以下の13項目を削除した。    3.社会人及び短期大学生332名に対し、正の事象と負の事象を自由記述で5個   ずつ回答させ、KJ法によって収集し、6次元6項目ずつ計36項目を作成し、実   施した。 結果:因子分析と相関、回答の偏りから23項目を選出した。選出された項目間における    因子分析で「負(永続性+普遍性)」「負(内在性)」「正(永続性+普遍性)」の   3因子を抽出したが、正の内在性に関する因子は抽出できなかった。信頼性につい   ては、一応の内的一貫性が示された。                 =調査2= 目的:作成した質問紙の妥当性と信頼性を検討する。作成した尺度と、関係が想定される   尺度間の関係を検証する。 方法:短期大学生及び専門学生158名を対象に、作成した尺度とMMPIのL尺度、Y   −G性格検査を実施した。 結果:理論的に関係があるとされる予想された変数とはほぼ相関関係が認められたものの、   相関係数は必ずしも高いとは言えず、他の尺度との関連を含め、多様な観点から妥   当性を検討する必要がある。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 熊田 圭子  1998.11.20要約