<<<<<<<<<<<<<書籍掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>>> 著者名:古屋 健 論文(章のタイトル)名:第1章自己概念と自己呈示 15.日常生活における自己意識と不快体験 書籍名:対人コミュニケーションの心理(対人社会心理学重要研究集3) 書籍編著者(もしくは共著者)名:斉藤 勇・編集 出版社名:誠信書房 ページ:P51〜53    年:1987年 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>>  自己意識の高まりは、自己の発達を促すと同時に、不快感を伴うものである。現実と 理想の自己のギャップが、必然的に否定的な自己評価を導くためと考えられる。しかし そのギャップを埋めるべく自己変革に取り組むとも考えられ、矛盾するとは言いがたい。  チクセンハミリイとフィンガースキーの実験により以下のことが確認されている。  ◎義務的・強制的に自己に注意を向けるとネガティブな感情を引き起こすが、   自発的な状態ならばポジティブになり、自発性が感情を左右する。   従って、自己意識の高まった状態が常に不快感を伴うわけではない。  自発的に自己意識を高めることは自己発達の契機になるが、それでも他の活動に比べる と相対的にネガティブな経験である。最も理想的なのは、自発的に活動に取り組み、なお かつ自己に注意が向けられていない状態であろう。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>>               大町麻実子・10月15日