＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜雑誌掲載論文用カード情報＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞
著者名：Hand Rebecca
論文名：Stigma perceptions of sexually abused women among abused and non-abused
         individuals in a college community sample
雑誌名：Dissertation Abstracts International
巻：Vol.５７
号：No.８
ページ：Ｐ３４０３　　　
出版社名：U.M.I
年：１９９６年
＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜５００字程度の要約＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞
　スティグマの感情は長期にわたる幼児期の性的虐待（sexual abuse）の結果だと言われ
るが、虐待を受けた個人のスティグマについての研究は、信頼性・妥当性のある尺度がな
いために妨げられてきた。そこで、性的虐待を受けた経験のためにスティグマを負ったと
いう自己認識を評定するような、性的虐待に関するスティグマ尺度の３４項目が考案され
た。この尺度は二つの下位尺度（subscales）から成り立つ。
　１．価値・身分の低下／差別（devaluation-discrimination）
    　例：多くの人は性的虐待を受けた女性を公立小学校の教師として快く受け入れる  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　     
　　　　　だろう。
　　　 (e.g.‘Most people would willingly accept a woman who has been sexually 
       abused as a teacher of young children in a public school.’)
  ２．責任・非難（blame）
　　　例：多くの人は性的虐待を受けた女性は、誘惑的で挑発的だと感じるだろう。
　　　（e.g.‘Most people feel that a woman who has been sexually abused is
        seductive and provocative.’）
　性的虐待を受けた人とそうでない人とを比較すると、性的虐待を受けた女性に対する認
知に差は見られなかった。また、個人間の接触からより遠ざかった項目ほど性的虐待を受
けた女性に対する態度のネガティブさは少ない。
＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜＜要約者担当者名・要約日＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞
　　　　　　　　　　　　　大町麻実子・１１月１３日