<<<<<<<<<<<<<<書籍掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>> 著者名:押見輝男 論文(章のタイトル)名:U.「自己の姿への注目」の段階 書籍名:「自己過程」の社会心理学 書籍編著者(もしくは共著者)名:中村陽吉 出版社名:東京大学出版会 ページ:21〜65   年:1990 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約・要約日>>>>>>>>>>>>> > *引用は「」でくくり、その後にページ数を明記 1.「自己」への注意 1「自己注目」 (1)「客体的自覚」理論 ・「自覚状態(self-awareness)」  人が自分自身の方へ注意を向け、自らが自らを注目の的としている状態のこと。 ・「自己意識特性(self-consciousness)」  自覚状態的な性格特性のこと。 ・「自己注目(self-focus)」 「自覚状態」「自己意識特性」の総称。 自己注目が高まると認知・感情・行動面でどのような効果が生じるか。 →「客体的自覚(objective self-awareness)」理論(Duval&Wicklund,1972)  「自覚理論(self-awareness theory)」  自覚状態が高い人(注意が自己に向かっている状態の強い人)は、そのときの状況に  おいて最も関連度・重要度の高い側面で自己評価を行うようになるが、その際、理想  とする状態(評価基準)に達しない自己を意識し、負の自己感情をもつ。そのため、  注意を自己から環境の方へそらそうとするか、現実の自己の状態を評価基準にあわせ  ようとする。  自己注目の増大は、その人の内在化された行動のルールを目覚めさせ、  行動の自己調整を強める。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>>               山田陽子・7月1日 <<<<<<<<<<<<<<書籍掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>> 著者名:押見輝男 論文(章のタイトル)名:U.「自己の姿への注目」の段階 書籍名:「自己過程」の社会心理学 書籍編著者(もしくは共著者)名:中村陽吉 出版社名:東京大学出版会 ページ:21〜65    年:1990 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約・要約日>>>>>>>>>>>>> > *引用は「」でくくり、その後にページ数を明記 1.「自己への注意」 3.「自己注目」の発生 (1)誘導刺激 *自己注目を誘導する刺激要因 ・外在化され知覚可能になった自己のシンボルとの接触   ex:自分の鏡映像、録音再生により自分の声を聞く、カメラ撮影など  ・認識対象としての自己を意識させる方法  ex:自分についての作文を書く、一人称を使っての物語構成法など ・生理的喚起(興奮)の高まり  ex:ランニングの自己注目誘導効果 ・他者の存在、まなざし *親や親しい他者の視線を受ける状況では、自己注目が高まることはほとんどない。  これに対して、未知の人や目上の人から見られる状況では、自己注目が高まる。 →「評価懸念(evaluation apprehension)」   (相手から自分の人間性や能力が吟味・評価されているとかんじる)からや、  「印象操作(impression management)」あるいは「自己呈示(self-presentation)」   (相手に良い印象をうえつけ、高い評価を得たい、受け入れられたいという気持ち) から。 *隠し事などがあると、親や親友の視線でも自己注目が刺激される。 →評価懸念や印象操作・自己呈示の関心を引き起こす力をもつ他者が、自己注目を高める。 *他者から無視されると自己注目が高まる(Buss,1980) →無視する素振りを示す他者が評価懸念や自己呈示の関心を強く刺激するから。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>>                山田陽子・7月7日