<<<<<<<<<<<<<雑誌掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>> 著者名:関西学院大学カウンセリングルーム 論文名:カウンセリングルーム来談者状況 雑誌名:K.G.カウンセリング年報 号 25(1996年度) ページ:24〜48    年:1997 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>  1996年度の来談者総数は、677名(男子288名、女子389名)であり、前年 比8.8%の増加を示している。男女別に見ると、男子18%増、女子3%増となってお り、男子の利用者が2割近く増えたことが特徴として挙げられる。延べ面接回数は182 1回で、前年比14%の増加であった。なお、平均面接回数は、2.7回である。近年の 利用者増加傾向は、さらに進んだ感がある。10年前の数字を繰ると、来談者数405名、 延べ面接回数936回(1986年度)となっているので、この10年で来談者数は1. 7倍、延べ面接回数は約2倍に達したことになる。  以前に比べると、カウンセリングルームの認知が進み、気軽に利用されているような感 触もあるが、それがイコール相談内容が軽くなったということでは決してない。むしろ解 消することがなかなか困難な、複雑で深い悩みを持つ学生の面接が増えてきているように 思う。かつて生き辛く、今も生き辛く、そしてこれからも生き辛いとしか感じられないよ うな学生に我々カウンセラーは何を提供できるのだろうか。楽観的にはなれないが、決し て悲観的にならずにそれを探していく関わりを続けることにまずカウンセリングの意味が あるだろう。 <<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>>            中村 晶子・11月25日