「心のケア」とは

@カウンセリングやソーシャル・ケースワークに関心・興味をお持ちですか。

 1.はい  160名 全体の約59.7%

 2.いいえ 108名     40.2% 

 

Aこれまでにカウンセリングやソーシャル・ケースワークにについて

 学ばれたことがありますか。

 1.はい  60名 全体の約22.3

 2.いいえ 208名 77.6

 

Bご家族や身近な人にカウンセリングやソーシャル・ケースワークなどの職業に携わっておられる方がいらっしゃいますか。

 1.はい   16名 全体の約6.0%

 2.いいえ 252名 94

 

C阪神・淡路大震災の前と後ではカウンセリングやソーシャル・ケースワークに対する

イメージや考え方に変化はありましたか。

 1.はい   90名 全体の33.6%

 2.いいえ 178名 66.4%

 

DCで1(はい)と答えた方にお訊きします。

 カウンセリングやソーシャル・ケースワークに対するイメージや考え方は

 どのように変化しましたか。

 1.良くなった 88名 97.8%

 2.悪くなった  2名 2.2

 

E「心のケア」とは何だと思われますか。ご自由にお書きください。

最終質問項目として、「心のケア」とは何だと思うか、自由記述方式で回答してもらった。

回収部数279部のうち、何らかの回答を得たのは272部であった。

以下、代表的な回答例を分類してみる。

 

受容、共感、話し合い、ひととのふれあい 45名

 受容と共感、とにかく話をきき「受け入れられている」という安心感を与えてやること、

 心を開いて話し合うこと、利用者と援助者の心のつながり、など

 

癒し、安らぎ、安息、心のゆとり 31名

 気持ちを楽にすること、心にゆとりもたせること、精神的な安らぎを与えてやること、

 心を癒し不安を取り除いてやること、心の解脱、など

 

自分を受け入れられるようにする手助け 34名

 自分らしく生きられるようにしてあげること、一人でも生きていけるようにしていくこ と、自分の心をきちんと受け止められるようにすること、自分自身を認めることができ るようにすること、自信をつけさせること、自尊心の回復、自己再認識、など

 

問題解決のためのアドバイス 9名

 その人が抱えている問題を解決する糸口を一緒にみつけること、

 悩みの解決を手伝うヒントを与えること、

 その人が立ち直ったり正しい方向に導くための道しるべをつくってあげること、

 立ち直るきっかけを与えること、迷いの解消、など

 

生きがいや希望を与えること 8名

 夢や希望をあたえること、打ち込めるものをみつけること、

 生きる喜びを広げること、気持ちを豊かにすること、

 楽しく人生を送れるようにすること、など

 

・生きていく上で必要なこと   8名

 

・励まし 5名

 元気を出すよう励ますこと、強くなり前向きに考えるよう促すこと、など

迷いをプラスの力に変えること、

 

ストレス対処の方法 4名

 ストレスを和らげる、ストレスを解消する、ストレスとのつきあい方を教える、など

 

心の傷の治療  4名

 心の治療、心を正常な状態にすること、など

 

愛、おもいやり 、やさしさ  5名

 愛と情熱、LOVE、神の愛、おもいやり、やさしさ

 

時間  3名

 

・気分転換、充電 5名

精神の保養、何も考えずにゆっくり休んでリフレッシュすること、

すっきりすること、脳みそを使いすぎないこと、自然や動物に接すること 

 

わからない 9名

 考えれば考えるほどわかりません、よくわからない、 など

 

その他、少数意見 各1名 

 悩みに対応できる施設を整えておくこと、

 自然や動物と接する、何も考えずゆっくり休んでリフレッシュすること、

 人が生きていく上で必要なもの、誰もが日常から必要としているし行っているもの、

 カウンセリング、アイデンティティ確立の手助け、

 すきま産業、金、一種の洗脳、社会的問題行動の防止、

 自分のことはだいたい分析できていて専門家からのアドバイスはマニュアル的な似たよ うなものである、結局は自分で考え解決するものであるし上っ面だけ印象の良い「心の

 ケア」などという言葉はピンとこない、

 人がより良く生きるためには必要だと思うがそれは普段の行動が良くないために必要

 になるのではないか、など

 

 

回収部数279部のうち、この質問に限っての無回答が77部あった。

これは全体の27,6%である。

この数字に、「わからない」9部を加えると、全体の30.8%が「心のケア」とは何かという問にたいして回答をしていない。