<<<<<<<<<<<<<<<<書籍用カード情報>>>>>>>>>>>>>>>>
著者名:ジム・レーヤー(小林 信也訳)
書籍名:『メンタル・タフネスー勝つためのスポーツ科学』
出版社名:TBSブリタニカ
年:1987
<<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>>
*引用は「」でくくり、その後にページ数を明記
 メンタルタフネスとは、後天的にトレーニングで身につけられる技術であり、主な構成
要素は自主性自発性・感情のコントロール・強い責任感・決断力・集中力である。
 スポーツの世界において心理的な訓練は欠かせない。実力発揮が出来るか否かは、良い
心理状態を作り出せるかどうかにかかっているからである。この「競技能力を最大に発揮
できる理想的な心理状態」(87ページ)をIPS(Ideal Performance State )と呼び、
この時選手は「体はリラックスしていながら、自信に満ち集中力がみなぎっている状態」(29
ページ)になっている。IPSに到達するには①あきらめ/②怒り/③びびり/④チャレ
ンジの4段階がある。IPSのコントロール能力を高める方法としては、感情を呼び起こ
すトレーニング、ビジュアライゼーションエクササイズ、IPSを作り出すトレーニング
がある。これらは、「人間はあるイメージを想像すると、それだけで実際に体験している
のと同様の生理反応を起こす」(129ページ)ことを利用する。普段の自分の思考や発言
などに注目し、悪い方向に向かいそうな時は建設的な方向に転換させるという地道な作業
もその一つである。
 また、チームで闘う競技では、選手同士の心理面でのコミュニケーションが必要である。
チームワークを高めるには、時間・各選手の順応性・各選手の性格の3要素が鍵となる。
<<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>>
8月27日 /田坂 祐貴子