<<<<<<<<<<<<<<<<書籍用カード情報>>>>>>>>>>>>>>>> 著者名:ジム・レーヤー (青島 淑子 訳) 書籍名:『メンタル・タフネス―ストレスで強くなる』 出版社名:TBSブリタニカ 年:1998 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>> *引用は「」でくくり、その後にページ数を明記 スポーツの世界でも、ビジネスの世界においても、「タフ」でなくては実力を発揮し、生 き残るのは難しい。ここでいうタフとは、リラックスして、今やるべきことにのみ集中で きる「理想的な心理状態(IPS)」(P11)のことであり、精神・肉体・感情のバランス が取れている状況である。タフになるには、ストレスに反応する力を強め、回復する訓練 を積んでおくことが必要である。なお、ストレスは一般に悪いものとしてみなされがちだ が、実際は、本人の成長に役立つものであり、個人がいかに反応するかで決まる。 ここで、感情の柔軟性・反応力・強靭性・弾力性を得るためのタフネス・トレーニングにつ いて述べたい。まず、自分がどの程度タフかを正確に知ることが必須である。次に、ポジ ティブな思考を促すのと同時にネガティブな思考の抑制をし、演じる技術も必要だ。何故 なら、演じることで、自分の感情と生理的な機能とを意識的に目的とした方向に動かせる からだ。これは、セリグマンらの、無力感が脳に望ましくない反応をおこすという研究と も少し重なる部分がある。そのうえで、「特定の感情の根底にある生理機能を動かす大き なきっかけとなる」(P91)儀式を身につける必要がある。 結局、成功している人とは、IPSを作り出すことができ、「ありのままの真実を見つめ て、状況を批判的に分析するが、姿勢はポジティブ」(P176)な人だといえよう。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 8月18日/田坂 祐貴子