<<<<<<<<<<<<<<書籍掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>> 著者名:長谷川浩一 論文(章のタイトル)名:X章 試合(Game)の心理 書籍名:スポーツと競技の心理   講座現代スポーツの科学8 書籍編著者(もしくは共著者)名:松田 岩男、上田 雅夫、藤田 厚、加賀 秀夫、藤 善 尚憲、賀川 昌明、中村 章 出版社名:大修館書店 ページ:281〜334    年:1979 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約・要約日>>>>>>>>>>>>> *引用は「」でくくり、その後にページ数を明記    スポーツ競技における勝敗は、必ずしも両者の技能や体力のみによってのみ決定するも のではない。知覚・判断・記憶などの知的活動、感情・情緒などの情動活動等々心理的要 因が深くかかわっている。試合の場面において他の競技者の存在、多数の観衆の存在から 過度の情動的緊張が生じ、競技の遂行が困難になったり、成績が低下したりするような心 理的・身体的現象である「あがり」(287ページ)の対策が考えられてきた。それは試合中あがりつつある過程に働きかけるような技法でなければならぬし、臨場的・心理的コン ディションづくりの技法といえる。臨場的にあがりを抑制したり、平静心を得る自己リラ クセーションの諸技法としては、1)催眠弛緩法、2)自律訓練法、3)斬新的弛緩法、 4)呼吸調整法、5)握手弛緩法があげられる。(301,302ページ)又イメージ・リ ハーサル法、メンタル・リハーサル法として、1)催眠イメージによるリハーサル法、 2)自律訓練法イメージ・リハーサル法がある。コーチ・選手間の関係がカウンセリング 関係と呼べるような信頼関係・援助的関係にあるならば、カウンセリングによる方法とし て、1)暗示的方法も有効である。さらに試合前・中だけでなく試合後のコンディション づくりも大事である。心理的・身体的過緊張や自信の喪失・自己イメージの悪いほうへの 変容はその後の試合にも大きな影響を与える。緊張を解消し、現実の自己を正視し、適応的・建設的な新しい自己イメージを構成する必要がある。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 藤井 香織    8月20日