<<<<<<<<<<<<<<<<書籍用カード情報>>>>>>>>>>>>>>>> 著者名:猪俣 公宏編 JOC・日本体育協会監修 書籍名:選手とコーチのためのメンタルマネージメントマニュアル 出版社名:大修館書店 年:1997 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>> *引用は「」でくくり、その後にページ数を明記  競技者は何かのストレッサーにより試合前のふあん・おそれ、試合中の喜び・怒り・ 驚き、そして試合後の喜び・悲しみ・自信(喪失)など、試合という競争場面で生体の ストレス反応として、様々な情動を体験する。情動の変化により、身体が変化する。情 動と身体の変化に気づき、情動をコントロールすることが大事である。その方法として、 アクティベーション(活性化)のための技法とリラクセーションのための技法がある。 やる気がなかったり、緊張が低い場合にはアクティべーションが有効であり、過緊張、 高不安の時にはリラクセーションが必要である。心理状態としてはその中間が望ましく、 競技成績も最もよくなる。スポーツにおけるメンタル面で最も重要なのは、集中力であ る。注意集中が目の前のスキル実行に向くと、パフォーマンスが上昇し、プレッシャー が低下する。さらに、精神的負担を必要以上に受けて生じるストレスとストレスの原因 となる刺激(ストレッサー)をどのように受けとめるかも重要になってくる。ストレッ サーを自分に不利益なものとする「消極的思考」は競技における動機付けや意欲の低下、 自信のなさ、過緊張を導くひとつの原因となる。(p86)一方「積極的思考」はストレッ サーを自分にとって有利なものとし、競技に対する動機付けやいよく、自信の向上、最適 な緊張状態の形成などに役立つ。競技者は積極的思考へと転換するためのトレーニングを 続ける必要がある。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>>  藤井 香織   8月12日