<<<<<<<<<<<<<<<<書籍用カード情報>>>>>>>>>>>>>>>> 著者名:加藤 諦三 書籍名:成功と失敗を分ける心理学 出版社名:PHP文庫 年:1991年 (上記の本は1988年『人間力がわかる心理学』〈講談社より刊行〉を改題したもので ある。) <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>> *引用は「」でくくり、その後にページ数を明記 著者は、全体を通して、自分で自分自身を変えることが出来るというメッセージを強く 送っている。 世の中には、能力があり、努力をしているにもかかわらず失敗する人と、その逆の人が 存在する。成功と失敗とを分ける要因は、人間力の相違であり、親の育て方に由来する。 たいていの人は、子どもの頃の、相手―特に親・兄弟―からの不当な仕打ちにより、自分 の価値を見限り、心の要求に耳を傾けなくなる。そして、自分は他人に好かれない・魅力 的でないと思い込み、自分で書いた自分の可能性を否定した「台本」(16ページ)に従 って生きてしまう。その子がそのまま成長すると、イエスマン・意志の強すぎる人・強迫 的な人・完全主義者・臆病な人・青い鳥症候群・燃えつき症候群・ナルシシスト・モラト リアム人間などになってしまうことが多い。いずれも、幼児性が消化できておらず、ある がままの自分を受け入れられていないところに共通点がある。この悪循環から抜け出すに は、「心の底で自分が感じていることに気がつくこと」「親について正直に語ること」「自 分が信じて生きている台本がいかに無意味なものであるかを知ること」(21ページ)が 必要である。その上で、新しい台本を書き、それに従って、生きるべきである。この作業 により、ありのままの自分に自信がつき、対社会的に力をつけることができるのである。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 7月13日/田坂 祐貴子