<<<<<<<<<<<<<<書籍掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>> 著者名:長田 一臣 論文(章のタイトル)名:あがり・緊張・神だのみ 書籍名:スポーツの心理学(応用心理学講座8) 書籍編著者(もしくは共著者)名:末利 博・鷹野 健次・柏原 健三 出版社名:福村出版 ページ:149〜161ページ 年:1988年 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約・要約日>>>>>>>>>>>>>>*引用 は「」でくくり、その後にページ数を明記 スポーツで良い結果を出すには、精神的側面・技術的側面・体力的側面の3つのバランスが取れて いることが、不可欠である。なかでも、精神的側面―つまり、あがりと緊張―の及ぼす影響は非常 に大きい。というのは、心的緊張により、「心が萎縮すると身体の萎縮をまねき、必然的に技術が 萎縮するという現象が起こる。」(154ページ)からである。心的緊張は、まわりに対して自分 をより良く見せたい・恥をかきたくないという気持ちに起因すると考えられる。また、あがりも、 同じく社会的な心理現象で、興奮するあまり、自己のペースを乱してしまうことである。 あがりも 緊張も共に、「個人と場面との力関係」(155ページ)によって生じやすい。なおかつ、場面の 重要度・力関係は、個々の競技者の意義付けによりどのようにでも解釈が可能である。よって、競 技中に実力を存分に発揮するためには、普段から自己の実力のレベルを的確に把握しておくことに 加え、本番中には、外部からの余計なプレッシャーを断ち切り、出来るだけ早くいつもの自分のペ ースを取り戻すようにすることが必要であるといえる。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 7月5日/田坂 祐貴子