<<<<<<<<<<<<<<<<書籍用カード情報>>>>>>>>>>>>>>>> 著者名:武田 建 書籍名:コーチングー人を育てる心理学― 出版社名:誠信書房 年:1985年 <<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約>>>>>>>>>>>>>>>>> *引用は「」でくくり、その後にページ数を明記 心と身体は結びついていて、筋肉は脳からの命令で動いている。したがって、試合に勝 たなくてはいけない、失敗してはならないなどという不安が緊張の背後にある場合、脳で 不安を感じ、余計なことまで筋肉に伝え、失敗を招くこともある。よって、ほぼ同じ身体 的な能力の2人が競争した際に、勝敗を分ける要因は、精神的な問題であるといえる。 では、失敗を避けようとする回避反応ではなく、失敗は恐くても思いきってやるという 達成動機を引き出すにはどうしたらよいのだろうか。そもそも失敗とは、相手と目標など によって決められ、これが不相応なものだと選手を脱落させてしまう。この、失敗への不 安を取り除くのに効果的なのは、リラックスの練習・「不安を抑える反応を身体の中に起 こしておいて、ほんの少しの不安をちょっとずつ克服してゆく」(134ページ)系統的脱感 作法・イメージどおりのことを実際の場面で徐々に慣らしていく現実脱感作法・ユーモア・ 理想的なプレーを頭の中に思い浮かべるVMBRという方法などがある。加えて、選手個 人のやる気も大きな役割を果たす。やる気とは、この場合、成功したいという動機・成功 できそうだという期待・成功することへの魅力という3要素を意味する。 以上のような試みにより、選手の実力を最大限に発揮し、心理面で試合の際の準備が出 来る助けとなっている。 <<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>> 7月19日/田坂 祐貴子