<<<<<<<<<<<<<<書籍掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>>

著者名:岩原信九郎

論文(章のタイトル)名:第11章 相対的位置のきめ方(V) 正規化と絶対尺度

書籍名:教育と心理のための推計学

書籍編著者(もしくは共著者)名:

出版社名:日本文化科学社

ページ: 94 〜 97  

年:1957

<<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約・要約日>>>>>>>>>>>>>

>11.2 T尺度化

T尺度は、粗点すなわち一般的に表面尺度が得点(間隔尺度)で示されている場合だけ

でなく、順位で示されているとき(たとえば評点)も同様に用いることができる。しかし、

ただ特に注意すべきはT尺度化の標本の分布にもとづくものであるから、標本が大きいほ

ど(測定値の数が多いほど)信頼できることである。それは正規分布は無限母集団につい

ていえることだからである。「この事は二つの異なるT尺度化の結果を比較するときは測

定値の数(N)が同一でなければならない」ことをしめしている。もっともNが非常に大

きく200以上などになれば、Nの違いはそれほど問題にはならないだろう。第二に大切

なことは「分布に極端な値がある」ときT尺度はこれによる影響が非常に大きいことであ

る。

<<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>>

要約者:西尾武文 要約日:11月9日