<<<<<<<<<<<<<<書籍掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>>

著者名:久能 徹・末武 康治

論文(章のタイトル)名:第1部 実践家ロジャース  第2章 クライエント中心療法の誕生

書籍名:INTERPRETATION OF CARL ROGERS

書籍編著者(もしくは共著者)名:保坂 亨・諸富 祥彦

出版社名:岩崎学術出版社

ページ:p64 〜 p65  

年:1997

<<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約・要約日>>>>>>>>>>>>>

>ロジャースの仮説は、実験的に立証され、もしくは反証されるであろう。」という目的

をもった考え方をしている。また彼は、「効果的なカウンセリングは、クライエントとし

て自分の新しい方向をめざして積極的に歩み出すことができる程度にまで、自分というも

のについての理解を達成できるようにする。明確に構成された許容的な関係によって成立

する」と述べている。カウンセリングとサイコセラピィは、以前まで命令と禁止・訓戒・

再保証や勇気づけといった示唆・暗示を評判の悪い方法とし、カタルシス・助言・知的解

釈などの方法については従束認められていたものに疑問を抱いていた。そこでロジャース

は、新しいアプローチを提案した。その起源は、ランク・タフト・アレンらの関係療法や

ホーナイらによって修正された精神分析などに求められるものであり、(1)成長や健康

や適応へと向かう個人の衝動を信頼し、(2)知的な面よりも情動的・感情的な側面を重

視し、(3)過去よりも現在を強調し、(4)成長の経験としてのセラピィ関係そのもの

に重きを置く、といった特性によって描かれる。

<<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>>

要約者 西尾 武文 要約日 平成10年10月29日