<<<<<<<<<<<<<<書籍掲載論文用カード情報>>>>>>>>>>>>>>

著者名:澤田 瑞也

論文(章のタイトル)名:第1章 カウンセリングにおいての共感の定義

書籍名:カウンセリングと共感

書籍編著者(もしくは共著者)名:

出版社名:

ページ: 1 〜 2  

年:1982

<<<<<<<<<<<<<<500字程度の要約・要約日>>>>>>>>>>>>>

>カウンセリングにおいての共感の定義

「相手の感情に波長を合わせようと試み相手の感情を理解し、その理解を相手に伝えるこ

と」。一般的な共感の定義を異なる点は、感情の理解が強調されている点とその理解を相

手に伝える点である。

 フロイト(Freud,1921)は、精神分析的心理療法における共感を「我々の自

我とは本来異質である他者を理解する際に最大の役割を果たす過程である。」とし、また

「模倣による同一化(視)から共感へと導かれる。」と述べている。フロイトとほぼ同じ

時期にドイチ(Deutsch,1926)は「共感の過程を通して、クライエントの感

情的精神内容はセラピストの内的経験の中に変形され、知的作業を経ることによってのみ

クライエントのものとして認識される」として、その触媒はクライエントへの同一化であ

ることを指摘した。しかしすぐにドイチの主張は、修正されてフリーネ(Flinese

s,1942)は同一化はあくまでも試みとしてであり、一時的、部分的であるとした。

またスチュート(Stewart,1956)は「熟慮した上での同一化」という概念を

うちだしている。

<<<<<<<<<<<<<<要約者担当者名・要約日>>>>>>>>>>>>>>>

要約者:渡辺麻子 要約日:10月25日