Imidas2005コラム

2010年を展望する

近年の市民活動の原点は95年の阪神・淡路大震災である。「ボランティア元年」といわれたこの年から5年後・10年後という大きな社会変動の延長線上に震災15年後の2010年が位置づけられる。市民活動の長期的傾向を探るために、時事通信社が震災5年後・10年後に実施した全国世論調査によると、大都市圏ではボランティア・NPO活動が活発になったと答えた人は4.6%から9%と倍に、阪神間地域だけに注目するなら4.9%から13%へと3倍弱に伸びた。同様に人々の地域活動への参画も安定して増えていた。5年先、人々はよりボランティアをし、そのボランティアを組織化して公共性を紡ぎ出すNPO活動がより広範なものになっているだろう。

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