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著作

立木茂雄『災害と復興の社会学(増補版)』萌書房、2022年12月1日、286ページ

本増補版では,初版以降に実施された東日本大震災から10年間にわたる縦断的社会調査結果を基に,東日本大震災からの生活再建の過程の全体像を新たに第13章として追加し,東日本大震災の生活復興過程研究の全体像を紹介している。

立木茂雄(監修)森保純子(著)『誰一人取り残さない防災のための、当事者力アセスメントの進め方 (i-BOSAIブックレット 2号) 』萌書房、 2022年9月5日、79ページ

〈i-BOSAI〉の「i」は「inclusive(包摂的)」「私(I)から始める」「愛(I)のある」の「i」。高齢者や障がいを持つ人等々,災害時に支援の手が届きにくいすべての人の命を守るためのブックレット。その第2号に当たる本書は,第1号で解説した内容について、特に個別支援を行う福祉専門職が利用者の方々の防災に関わるアセスメントと個別避難計画の作成の支援ができるように詳細かつ具体的に解説。それにより、福祉と防災の連携の視点を身につけるとともに、防災に関する個別支援と計画作成の技術をも身につけるための一冊。利用者の方々をはじめ,避難行動要支援者のすべてが発災時には難を逃れ命を守れるように、日々の支援の中で取り組みを始めるための〈i-BOSAIブックレット〉第2弾。

立木茂雄(監修)西野佳名子(著)『誰一人取り残さない防災のために、福祉関係者が取り組むべきこと【物語編】 (i-BOSAIブックレット 3号) 』萌書房、2022年9月5日、134ページ

ブックレット第3号の本書は,「わしはこの家で死ぬのが本望や」と考えていた避難行動要支援者の主人公が,ケアマネをはじめとする福祉関係者,自治会やご近所さん,離れて暮らす娘さんといった周りの人たちの熱意と支えにより,やがて「命を守る」ために避難することの重要性を自覚し,個別避難計画を作成,避難訓練では「逃げてきてよかった。ありがとう」と思えるまでを物語形式で学ぶ。

立木茂雄(監修)西野佳名子(著)『誰一人取り残さない防災のために、福祉関係者が取り組むべきこと【解説編】 (i-BOSAIブックレット 4号) 』萌書房、2022年9月5日、86ページ

ブックレット第4号の本書は,第3号【物語編】を基に,避難行動要支援者の中でもハイリスクとされる高齢者や障がい者の個別避難計画作成までの手順を,福祉関係者向けにやさしく解説。

立木茂雄『誰一人取り残さない防災に向けて、福祉関係者が身につけるべきこと (i-BOSAIブックレット No.1)』萌書房、2020年9月15日、94ページ

多くの災害が起こるたびに、年齢がより高い人や障がいのある人たちに被害が集中し、また、女性や生活困窮者、その他のマイノリティの人たち、あるいはニューカマー・一時滞在中の外国籍の人たちが被災すると、社会の根底にある社会的障壁により支援の手が届きにくい事例にも枚挙に暇がありません。このような状況をなんとか解決したい。そのために、防災をどのように考えるのか、あるいは私たちはそれぞれの立場からどのような関わりをしていくべきなのか、それらの問題を考えるためのブックレットです。「i‐BOSAI」の「i」はinclusive(包摂的=誰一人取り残さない)の「アイ」、私(I)から始めるの「アイ」、「愛のある防災」の「アイ」。 目標は、誰一人取り残さない防災の実現。当事者が誰一人取り残されない。地域社会は誰一人取り残さない。そして自治体・行政は誰一人取り残させない。これら三つの力を重ね合わせることによって、高齢の人や障がいのある人たち、そして支援の手が届きにくいすべての人たちの被害を最小限に留め、ひいては命を守るための一冊。

立木茂雄『災害と復興の社会学』萌書房、2016年3月11日、250ページ

阪神・淡路大震災,日本海重油流出事故,能登半島地震,そして東日本大震災を実例に,現地調査・ワークショップを重ねながら自らも災害復興に携わる著者が,被災者の目に映る発災から今日までの時間の流れに沿って,行政・介護保険事業者・ボランティア・地域コミュニティ等が,今なお続く復興の過程で果たした役割を,障害者・高齢者といった要配慮者への対応にも目配りしつつ,社会学手法により多様な切り口からその実像に迫る。

立木茂雄『家族システムの理論的・実証的研究(増補改訂版)-オルソンの円環モデル妥当性の検討』萌書房、2015年10月、300ページ

家族を一つのシステムと捉え,その機能が「きずな」「かじとり」という二つの要素によって決定されるとするオルソン円環モデルについて,無気力傾向の中学生,アルコール依存症夫婦,あるいは阪神・淡路大震災後の震災ストレスに悩む被災者たちに寄り添いつつ,その妥当性を四半世紀にわたる長期かつ幅広い視点からの社会調査によって検証。日本版オルソン円環モデルとも言いうる分析ツールを作り上げた貴重な研究の記録。

立木茂雄『家族システムの理論的・実証的検証-オルソンの円環モデル妥当性の検討』川島書店、1999年3月31日、243ページ

家族システムの健康度をきずな・かじとりの2次元からとらえる円環モデルの妥当性を理論と実証の両面から検討。あわせて円環モデルにもとづく家族システム測定尺度FACESKGの構成概念妥当性を実証する。また、これらの基礎研究に基づき、中学・高校生の無気力傾向や自我同一性形成の障害、中学生の登校ストレス、幼児とその親の体験した震災ストレス、夫の問題に対する妻の共依存傾向などの臨床的なトピックを家族システムとの関連性からとらえた実証家族調査の成果について紹介する。

立木茂雄編著『ボランティアと市民社会ー公共性は市民が紡ぎ出す』晃洋書房、1997年6月10日、184ページ、1995円(99年4月重刷)(2001年5月 増補版)

目次

  1. 序にかえて(立木茂雄)
  2. 救援ボランティア委員会におけるボランティアマネジメントの実際(野口啓示・荒川義子)
  3. キリスト教的(聖書的)ボランティア理解のための一試論(田淵結)
  4. 教育とボランタリズム(湯木洋一)
  5. 民間からの公共性創生をめざして(小西砂千夫・立木茂雄)
  6. 市民社会、ボランティア、政府(岡本仁宏)
  7. ボランティアと社会的ネットワーク(立木茂雄)
  8. 阪神・淡路の体験は重油災害ボランティアにどう活かされたか(立木茂雄)
  9. 市民力としての情報メディア―市民的活動と情報技術(山中速人)

白石大介・立木茂雄編著『カウンセリングの成功と失敗-失敗事例から学ぶ-』創元社、1991年4月1日(現在第8刷),278ページ、1,500円

目次

  1. 失敗事例から学ぶ意義
  2. 失敗事例と成功事例の紹介<<全35事例>>
  3. 失敗事例と成功事例の要因の分析と考察
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